2025/11/21 21:58

無添加グミは「できるだけ安心できるおやつを選びたい」と考える親御さんから注目されています。素材が持つおいしさを活かしたグミは、おやつにぴったりです。ただし「無添加」の明確な基準は定められていないため、パッケージの表示をよく確認することが大切です。
とはいえ、
- 食品添加物にはどんな種類があるの?
- 子どものおやつを選ぶときの基準は?
こうした疑問をお持ちの方も多いでしょう。
この記事では、シンプルな素材のグミが注目される理由や食品添加物について、子ども向けグミを選ぶときのポイント、手作りグミの作り方をわかりやすくお伝えします。
最後までお読みいただき、親子で楽しめるグミを見つけてくださいね。
「無添加グミ」が注目される理由
グミは、楽しい食感やフレッシュなフルーツの味わいが魅力で、子どもから大人まで幅広く人気があります。
おやつは毎日食べるものだからこそ「食品添加物を避けたい」「子どもには安心できるおやつを食べさせたい」と考える方に、保存料や着色料などが含まれていないグミが注目されています。理由を詳しく見ていきましょう。
1.食品添加物を避けたい消費者が多い
健康志向の高まりで、毎日の食事や子どものおやつには「食品添加物を含まないものを選びたい」と考える方が増えています。栃木県が令和6年1月に調査した「子育て中の保護者を対象とした「食品添加物」に関するアンケート」の結果からもわかります。
食品添加物について「できるだけ使わないでほしい」と回答した人は56.4%と、最も高い結果でした。「食品添加物を使わないでほしい、または一切使わないほうがよい」と思う人の理由としては「健康への影響が心配だから」が最も多く、次いで「子どもへの影響が不安だから」となっています。
2.子どもの食べ物に対する安全のニーズが高い
着色料や保存料を使用していないグミは、添加物に敏感な方や子どもを持つ親御さんに求められています。
栃木県の同調査では、食品を購入する際に「食品添加物について確認しているのか」との問いに対し「毎回確認している」が29.1%、「気になる食品は確認している」が28.2%、「ときどき確認している」25.6%という結果でした。
この方々に対し、どのようなときに食品添加物を確認しているか尋ねたところ(複数回答可)、「子どもの食事を購入するときに確認する」45.3%、「子どものおやつを購入するときに確認する」45.3%で、最も高い結果となっています。
子どもには「できるだけ安心して与えられるものを選びたい」と考える親御さんが多いのです。
3.手作りできて親子で楽しめる
グミは、実は簡単にご家庭でも作れます。材料は、ジュースやゼラチン、砂糖などの身近なものです。シンプルな材料で作ることができ、何が入っているかがわかるのもメリットです。
100円ショップなどで購入できる動物型やハート型を使えば、見た目も楽しめます。作る過程もワクワクするので、親子で楽しいおやつ時間を過ごせます。
一般的なグミに含まれる代表的な食品添加物と役割

市販の多くのグミには、見た目や味、保存性をよくするための食品添加物が使われています。
厚生労働省では「その食品添加物が人の健康を損なうおそれのない」場合に限り使用を認めています。ただし、体質によって注意が必要な成分も。代表的な添加物である着色料、甘味料、保存料について見ていきましょう。
1.着色料
グミのカラフルな見た目を支えているのが着色料です。着色料は、食品の色を長期にわたって維持する目的で使用されます。日本では、紅花の赤色やヨモギの葉の緑色などを食品の着色に使用してきた歴史があります。
お菓子には、食用タール系色素やクチナシ色素、ベニバナ色素などが使われることが多いです。
2.甘味料
甘み成分である砂糖は、品質の劣化につながりやすいため、保存性を高めるために甘味料が使われる場合もあります。アスパルテームやキシリトール、ステビアなどです。アスパルテームは、体質によって注意が必要な方もいるため、原材料表示を確認しましょう。
3.保存料
グミが日持ちするように、保存料が使われることもあります。保存料は、微生物の繁殖を防ぎ、腐りにくくするための添加物です。安息香酸やプロピオン酸などが代表的です。毎日口にするおやつだからこそ、保存料を避けたいとの声も聞かれます。
子ども向けグミを選ぶときのポイント
おやつ売り場には、たくさんのグミが並んでいます。カラフルでかわいらしい見た目に、子どもはワクワクしますが、親としては何を基準に選べばよいか迷うこともあるでしょう。
いくつかの視点で選ぶことで、安心してお子さんに食べさせられます。以下のポイントを参考にしてみてください。
1.栄養面がプラスされているかどうか:ビタミンやミネラル、食物繊維、乳酸菌などが入っているグミもあります。
2.着色料が使われていないか:シンプルな材料で作られているグミを選びたい方は、「着色料不使用」の表示があるグミがおすすめです。
3.特定原材料表示があるか:特定原材料に敏感なお子さんに対しては、表示をしっかり確認することが大切です。特定原材料とは、えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナッツ)の8種類です。
4.喉に詰まりにくい配慮がされているか:小さなお子さんには、柔らかく仕上げられているタイプや、小粒タイプを選ぶとよいでしょう。
通信販売で購入できる子ども向けグミ

ここでは、通信販売で購入できる子ども向けグミを3つ紹介します。
1.創健社 くせになるこだわりのグミ15粒 3個
「くせになるこだわりのグミ15粒」は国産の果汁を使用した、りんご・ぶどう・みかん味のグミです。砂糖は、北海道のてんさい糖を使用しています。形は子どもが喜ぶ、イルカ、ペンギン、星、ドーム型です。
2.やまやま 無添加こどもグミぃ~
「無添加こどもグミぃ~。」は、和歌山県産のフルーツを100%使用したグミです。フルーツをそのままドライフルーツにして、特殊技術でカラフルな色にしています。着色料や保存料に加え、ゼラチンや砂糖も使っていません。
&GUMIは、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖を含んでおり、不足しやすい栄養を補給できます。腸活を意識したい方にも選ばれています。ヨーグルト風味で、子どもから大人まで手軽に楽しめるおやつです。
子どもに安心!手作りグミレシピ
ご家庭で手作りするグミは、自分で材料が確認できるため、安心して食べさせられるのがメリットです。お休みの日など親子で一緒にチャレンジしてみましょう。
1.くだものグミ
果汁100%のぶどうジュースで作る、簡単なグミです。身近な材料を混ぜて、冷やし固めるだけなので、お子さんと一緒に楽しみながら作れますよ。
【材料】
- ぶどうジュース(果汁100%):50ml
- レモン汁:小さじ1/2
- ブルーベリージャム:小さじ2と1/2
- 粉ゼラチン:7.5g
【作り方】
1. ゼラチン以外の材料を耐熱容器に入れ、よく混ぜる。ジャムに果肉がある場合は、細かくすりつぶしておく。
2. 1に粉ゼラチンを入れて、5分放置する。
3. ラップをせずに電子レンジで加熱する。500Wで約30秒が目安。ゼラチンを完全に溶かす。
4. シリコンの型やバットに流し入れ、粗熱をとる。
5. 冷蔵庫で30分以上冷やし固める。
6. 容器から取り出す。バットで作った場合は、子どもが食べやすい大きさに切り分ける。
2.野菜ジュースグミ
野菜が苦手なお子さんには、野菜ジュースを使ったグミがおすすめです。動物や人気キャラクターの型を使えば、気分も変わって楽しく摂れるかもしれません。型に入れて冷やすだけで、カラフルでかわいいグミが出来上がり。
【材料】
- 野菜ジュース:80ml
- 砂糖:小さじ2
- 粉ゼラチン:5g
【作り方】
1. 耐熱容器に野菜ジュースを入れて、電子レンジ500Wで30秒程度加熱する。
2. 砂糖と粉ゼラチンを入れて、粉が沈むまで待つ。
3. 2をかき混ぜた後、再度レンジで30秒加熱しかき混ぜる。
4. レンジで20秒加熱し、ゼラチンが完全に溶けたら型に流し入れる。
5. 冷蔵庫で1時間程度冷やし固める。
6. 容器から取り出す。少し常温に置いてから取り出すと、型から外しやすくなる。
まとめ|体にやさしいグミで子どもも大人も笑顔に
子どもの健康のためには、食品添加物の有無を考慮して食べ物を選ぶことが大切です。また、親子で手作りを楽しむのもおすすめです。
とはいえ、手作りのおやつを続けるのは難しいかもしれません。そんなときのために、特定の添加物を使っていないグミを買い置きしておくとよいでしょう。
&GUMI(アンドグミ)は、乳酸菌やオリゴ糖を含んだグミです。着色料は不使用で、素材そのものの色を活かしています。子どもに人気のヨーグルト味で、おいしく食べられます。親子で楽しめるおやつとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
【執筆者プロフィール】
【執筆者プロフィール】

北村 由美
看護師としてキャリアはのキャリアは30年以上。総合病院、地域病院、訪問看護ステーションなどに勤務し、 超体出生体重児からご高齢の方まで、さまざまな病気の方の看護を行う。 母の在宅介護をきっかけに、2022年より本格的にライターを開始。 「読者が共感できる記事」「わかりやすい記事」の執筆に努めている。医療・健康分野、看護師の働き方などを中心に執筆中。
保有資格:看護師・ケアマネジャー・登録販売者・薬機法管理者・アロマテラピー検定1級など

